カシウスの槍 考察


カシウスの槍考察

 エヴァQでは新しくカシウスの槍がでてきた。
  エヴァQではカヲルくんが「カシウスの槍」と明言しているし、エヴァ破で最後にサードインパクトをとめたのがカシウスの槍だろう。

  仮説として以下を述べたい。
  カシウスの槍とはATフィールドが物質化したものであると。

 *旧劇場版ではロンギヌスの槍はアンチATフィールドが物質化したものであるという考察がでておりこれを正しいと置く
  http://homepage3.nifty.com/mana/chu13.htm



   


 旧世紀版ではロンギヌスの槍しか出てこなかったが、もしそれと対をなすものがあるとすればそのものはATフィールドの物質化したものであると考えるのが自然であると言える。

 もしカシウスの槍がATフィールドであるならば、Qのシーンを説明できる部分がいろいろ出てくる。

 
1:カシウスの槍でなぜサードインパクトがとまったのか。
  →サードインパクトとは、生物がもつATフィールドを取り去り一つにするものだから(旧劇版踏襲)、その行為自体がアンチATフィールドを世界中にふりまくものと言える。
    つまり破では既にガフの部屋(魂が変える場所)が開かれており、人々はアンチATフィールドにより生物の個体を保つことができなくなる状況になっていたと思われる。
    言いかえれば、あの時初号機自体がロンギヌスの槍=アンチATフィールド自体になっていたと解せば。ATフィールドの化身であるカシウスの槍で貫かれたことによって、アンチATフィールドが消滅した=サードインパクトが止まったと解すことができるのではないか。

2:なぜカシウスの槍とロンギヌスの槍があればやり直すことができるのか。
  →世界を再構成することができるから
   1:ロンギヌスの槍=アンチATフィールドで一度世界を壊し切る
   2:カシウスの槍=ATフィールドでもう一度作り直す
 Qではサードインパクトは途中で止まってしまったので、ガフの部屋は開きっぱなしで、生きている人と死んでいる人が別れてしまった。一度サードインパクトを完遂させATフィールドで再度作りなおすことができる。また、旧劇場版ではシンジの願いは人間がバラバラに戻り「皆と合う」ということだったから、少なくともシンジとアスカは復活している。旧劇場版はシンジとアスカしか復活していないとするとシンジの願いは「叶っていなかった」と解釈する方法もあるその他に他人がいないから。旧劇ではアンチATフィールドを世界中に展開する方法がある(ロンギヌスの槍)のに、ATフィールド(カシウスの槍)を世界中にまき散らす方法がない。
 新劇ではロンギヌスの槍と同時にカシウスの槍があることで、壊れた世界を再構成する方法がある。
 それを指して、カヲルが「元に戻すことができる。もう一度人間が固体として生きる方法がある」と指摘している。

 魂が二つ必要だと言ったのは、ロンギヌスによる破壊とカシウスによる再構成の一つ一つに人間一人の願いが必要だったから。人間の願いというとパチもん臭いが、旧劇でも世界の在り方はシンジの願い一つで決まっているので、そこまでおかしくはない。


というわけでカシウスの槍=ATフィールドだと全体的に話の辻褄があう。

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他の考察
エヴァの呪縛 考察 →碇シンジクローン説
http://wevaq.blogspot.jp/2012/12/blog-post_23.html

なぜシンジは単独で初号機を覚醒させることができるのか?シンジ=アダムスの一人仮説
http://wevaq.blogspot.jp/2013/04/blog-post.html



さて、「Q」DVD・ブルーレイ発売されましたね!
みんなで見て、考えましょう!

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